初音ミク (Hatsune Miku)
プラスチックケージ (Plastic Cage)

[日向電工「プラスチックケージ (ft. 初音ミク)」歌詞]

[Verse 1]
風袋倒しの取水塔先の
風も匂いも音すらも廃った
合成樹脂で出来た遊園地さ
臨界点

時折揺れるは模造のカラシナ
機械、自壊、事態、事象スタッカ
枢要機関、まるでヴァルトブルク城

[Pre-Chorus]
焼け付く脳裏に
揺れる逆さの時計塔
急転直下の
虚言はまるで本音の心臓

[Chorus]
パッと食らったら仰け反った
バッドトリップが飲み込んだ
いっそスラック使い込んじゃって
混乱陶酔症

きっと狂った僕の声を
滑車がもっとかき回して
ずっと続いて揺れるバイキング
遊泳動揺病
[Verse 2]
無人で動く着ぐるみかいくぐり
風も匂いも音も見失った
合成樹脂で出来た遊園地さ
融解点

時折揺れるは機械の歯車
迂回、流転、回避、逃避回った
駆け出す方向道もわからぬまま

[Pre-Chorus]
溶け出す表裏に
進む逆さの時計塔
あと二つ進めば
僕らもきっと幽体の心臓

[Chorus]
パッと食らって逃げ惑った
ハンドクラップが鳴り出した
いっそスタック打ち崩しちゃって
動転狭心症

きっと狂った僕の声を
合成樹脂に放り込んで
ずっと繋いで飼い馴らすんだ
幽閉遊園症
[Bridge]
じっと動かず声殺した
ぐっと堪えて噛み殺した
頭の中で合図が
鳴り響く

[Chorus]
ぱっと駆け出して逃げ切った
ハンドクラップが鳴り止んだ
いっそこのまま消し飛んじゃって
亡霊遊園地

きっと狂った僕の声は
滑車が全部食べ尽くした
虚言の樹脂と廃墟に
さようなら