目覚めの時を彩るような
注ぎこむ朝日に
顔を上げ眺めて
まどろみの窓辺を夜を越え
飛び立つ鳥ほら
あとを濁さず
水たまりに泳ぐ
落ち葉の波紋
遠くでたたずむ
木々の芽は
ただ降りしきる雨の中で
ただ濡れながら立ちつくす
La La 濡れながら
音符のような風をつむぐ
柔らかいメロディー
朝食に深呼吸
胸に満ち広がる
今日のリズム
指でなぞられた風の通り道
ふいに横切った冬の匂い いつもコマ切れの夢のように ただ咲き誇る夢と共に
La La 静かに目を閉じる
La La 静かに目を閉じる
朝露の雫を手のひらにこぼして
滑り降りるその手の先に
伝う冷たさにまた顔を上げ
確かに今ほらここにいる
移りゆく中でここにいる
香り立つ花はここで咲く
降りしきる雨もここに降る
低い空の下 走り出す
右手には夢をだずさえた
左手にはあの冷たさが
ただ柔らかく残りながら
ただ濡れながら走ってく
La La 静かに目を開ける
La La 静かに目を開ける
La La 濡れながら咲く