[椎名林檎「正しい街」歌詞]

[Intro]
あの日飛び出した此の街と君が正しかったのにね

[Verse 1]
不愉快な笑みを向け長い沈黙の後
態度を更に悪くしたら
冷たいアスファルトに額を擦らせて
期待はずれのあたしを攻めた

[Pre-Chorus]
君が周りを無くした
あたしはそれを無視した

[Chorus]
さよならを告げたあの日の唇が一年後
どういう気持ちでいまあたしに
キスをしてくれたのかな

[Verse 2]
短い嘘を繋げ赤いものに替えて
疎外されゆく本音を伏せた
足らない言葉よりも近い距離を好み
理解出来ていた様に思うが
[Pre-Chorus]
君に涙を教えた
あたしはそれも無視した

[Chorus]
可愛いひとなら捨てる程いるなんて云うくせに
どうして未だに君の横には誰一人居ないのかな

[Bridge]
何て大それたことを夢見てしまったんだろう
あんな傲慢な類の愛を押し付けたり
都会では冬の匂いも正しくもない
百道浜も君も室見川もない

[Chorus]
もう我が儘など云えないことは分かっているから
明日の空港に最後でも来てなんてとても云えない
忠告は全ていま罰として現実になった
あの日飛び出した此の街と君が正しかったのにね