Imperial Circus Dead Decadence
黒キ桜ハ愛∴其ノ死ヲ乞ウ (Kuroki Sakura wa Ai Yueni Sono Shi wo Kou) (Kanji)
「醒(めざ)めた微睡み彷徨って 今宵も甘いキャンディを」

眠る度に狂っていく 滲み出る泥に
桜(はな)が枯れないようにと (お腹を満たして)
歯止めのない渇き飢え 貪り喰らう夢 (くうくう)
泥塗れな願いさえ まだ失いたくない

「• • •」 【無言の殺戮、理性なく、ただ其の器の求める衝動の儘に血と肉を喰らう。】

タダ犯シテ愚弄―――。
憐れな黒い虚は やがては散る的 錯乱は
人じゃなくて器だけれど 抱いてくれますか?

愛したい 嗚呼 どうかもう少しだけ
貴方がいる此処に生きていたいから

奪う其の生を喰らう絶望 何の為に永らえて 暗い闇夜へ差射(さ)し込む[天の杯]よ
殺す噛み砕く罪を罰して 悪い子を叱って欲しい 手を繋いで―――。



【反転した夢の中、貪り喰らうは人の肉。
苦みは甘く、死臭は芳醇。
冴えた感覚は、やがて現の中で蒙昧となっていく。】

あらあら愉快だわ まあ美味しそう
ばらばらに弾けた 夢ならば甘々


「味がしない―――。」



「醒(めざ)めた微睡み彷徨って 今宵の甘いキャンディも 只のお菓子でしょう?」

憐れな黒い虚は やがては散る的 錯乱は
人じゃなくて器だけれど 抱いてくれますか?

偽りのない言葉と白日よ

愛したい 嗚呼 どうかもう少しだけ
貴方がいる此処に生きていたいから

奪う其の生を喰らう絶望 何の為に永らえて 暗い彷徨う闇払う[天の杯]よ
殺す噛み砕く罪を罰して 悪い子を叱って欲しい 手を繋いでよ―――。

正義を信じた男は貴女の手を取り誓った
世界へ抗うことさえも厭わないよと

君と居られるのなら―――。