Imperial Circus Dead Decadence
暗黒の城郭に侵攻さる異形の狂姫 (Ankoku no Joukaku ni Shinkousaru Igyou no Kyouki) (Kanji)
「吸い込むように暗い其の牙城に、気の触れたお姫様がいるという。」
「とても暗く、黒い。底無しの絶望が、異形の姫君を再び顕す。」
【獣のような呻き まさに異形 形はもはや人ではなく 其の命は燃え尽きようとしていた】
【彼女は人としての業を、感嘆すら覚えるほどに背負い込んでいる。
それを見て尚、貴女は救えると思うのか――。】
【嘔吐する 喰らい喰らった命の欠片
腕 抉り 螺され 斬れた 音も狂いは 威の地を 瀧あげ 織り成す
割れた 死地の 恥には 狩らず 我意は紅く】
【純然たる絶望こそ絶命に相応しい】
【殺意は衝動ではなく 贖いきれなかった罪の重さ
自決 火罠 仕組まれし我 罪逝き女泣き於 身戻ることが 出来ぬなら
我た 死地の 智には 愛が 啼き 舞う 惨劇を継ぐもの】
壊 牢だろう 狂える意味を 重なり合う過去の業 淵(き)は悲劇の中で……
【黒く塗り潰された終わり しかし後悔は無い
純然たる悪であることを この姫君は望んだ】
【悲しみが襲い来る それこそが正しい姿 さりとてその禍々しい姿
偏に歪で 一重に 美しい……】
贖う 時は移ろい 落ちていく 貴女の身が 哀れすぎて
嗚呼 終わりと 知らぬまに死ぬ 遥か彼方 交わされた 楽園の碑
【伏魔の喜び―。】
【窮する 是もまた快楽と
腕 抉り 螺され 斬れた 音も狂いは 威の地を 瀧あげ 織り成す
割れた 死地の 恥には 狩らず 我意は紅く】
【偏執と変容】
【我の名は 純である 悪である 形は異形 その姿は――貫かれている。】
【遂に 癒える】