細野晴臣 (Haruomi Hosono)
風をあつめて (Kaze wo Atsumete)
[Verse 1]
街のはずれの
背のびした路次を
散歩してたら
汚点だらけの 靄ごしに
起きぬけの露面電車が
海を渡るのが 見えたんです
それで ぼくも
[Chorus]
風をあつめて
風をあつめて
風をあつめて
蒼空を翔けたいんです
蒼空を
[Verse 2]
とても素敵な
昧爽どきを 通り抜けてたら
伽籃とした 防波堤ごしに
緋色の帆を掲げた都市が
碇泊してるのが 見えたんです
それで ぼくも
[Chorus]
風をあつめて
風をあつめて
風をあつめて
蒼空を翔けたいんです
蒼空を
[Verse 3]
人気のない
朝の珈琲屋で 暇をつぶしてたら
ひび割れた 玻璃ごしに
摩天楼の衣擦れが
舗道をひたすのを見たんです
それで ぼくも
[Chorus]
風をあつめて
風をあつめて
風をあつめて
蒼空を翔けたいんです
蒼空を