青葉市子 (Ichiko Aoba)
日時計 (hidokei)
[青葉市子「日時計」歌詞]

まわる
まわるまわる日時計の
まわるまわる日時計のかげ

雲をひらく 木の葉まわる
風のちから 影のちから

ゆっくりと目覚めるあの人の
そっくりの真っ黒なあの人のかげ
追いかける 呼びとめる
無念の地から たったひとりを

まわるまわる日時計の
まわるまわる日時計のかげ

遠い遠い遠い糸 手繰り寄せてからまるの
あなたの針で刺して
てりつける世界からわたしを守って

愛の枇杷 ふたりを頬張る
時の色 あざやかな
秘密の露 ふたりを飲み干す
熱の色 あざやかな
あざやかな赤
麦藁のはためくアトリの歌
静かな午後 あざやかな
あざやかな

劈く鉄の笑い 鼓動を連れ去って
針の下在るのは 鉛のわたし
きっと帰って

まわるまわる日時計の
まわるまわる日時計の